こんにちはダルです!
昨日はハイスクール劇王というイベントがありました。
これは元々、劇王という演劇の大会があり
20分以内、3人まで
など制約された条件の中、面白さを競う。
簡単に言えばこんな大会の高校生版がハイスクール劇王なのです。
これを全国で最初にやったのが白河市。
Ust白河をご存知の方ならお馴染みの白河市民会館時代の矢上さんが発起人なんです。
業界では有名な劇作家さんや、演劇ジャーナリストさんを審査員に入れたり
とにかく福島県の高校生にとっては中々ないプロの方のご意見を聴ける貴重な機会。
今回3回目なので色々と試みました。
まずは今までは応募校全部出してましたが、全体の時間が長くなってしまうので、脚本審査を入れて5本まで絞りました。(昨年9本上演)
舞台転換も3分以内で出来ること。
そしてプロのエキシビジョンを上演する。
おかげで大会そのものは、だいぶ観やすくなりました。高校生の勉強にもなったと思います。
僕は脚本1次審査で読んでいたので、どんな舞台になるのか楽しみにしていました。
ちなみに2次審査はプロの劇作家さん、今回は平塚直隆先生です。
表現が難しいのですが、パワーが欲しいんです。
勢いとかテンションって言うのもパワーなんですが、舞台に釘付けにするパワー。
大人のエキシビジョンのパワーはもちろん熟練のパワーなので、そことは比べません。
高校生にしか出せない、搾りたてのフレッシュなパワーってのがあるはずなんです。
現に、高校演劇の県大会など行くと1組は必ずそのパワーを持ったチームがあります。
東京の都大会なんかはパワーだらけみたいです。
テンションか!って思いがちなんですが
“伝えようとする力” なんですよね。
俺達の訴えたい事を知ってほしい!
私は舞台上で生きるんだ!
そういう物を内に持っていると、必ず出てくるんですよね。
僕はダメ出しする立場にないので、ここに書きますが。
日々の訓練で身体を培い、考えている事をモンモンと膨らませ、それを舞台上でお客さんという的に向かってぶん投げる。
こんなイメージでしょうか。
しらかわ演劇塾でも
どこまでやればいいんですか?
という質問が来る時があるけど
「自分の持てる限界までやれよ!」
としか言えない。
それを羞恥心だ、なんだの自我が自分を抑えてしまうのが人間なので、中々そう言っても出来ないけど、力の出せる範囲なんて人それぞれ違うからそうとしか言えない。
それが心を動かすんですよ。
誰にだってあるんです。
このパワー。
うまく使えないだけで。
でも使えた時の清々しさ、高揚感、達成感、満足感…etc。
あれには変えがたいものがあります。
だから中毒性が高いんですよね。
白河ではしらかわ演劇塾で
郡山では劇団ユニット・ラビッツで
お芝居を教えています。
演劇文化のないところだからこそチャンスがある!
共にその文化を広げる仲間を募集しています!是非!