こんにちはダルです!
現在、映画を全国チビチビと公開しております。
http://www.dharuriser.com/movie
地域活性化のために作ったと言っても、自分がやりたかった事は【人を活かす】事です。
プロの役者を使えば映画のクオリティは上がります。
もしかしたら、その方がロケ地に来るかもしれない。
でもこれは映画の成功です。
そうじゃなくて、作る苦労を一緒に味わって、それを人に観てもらって、そして会いに来てくれる。
これがやりたかった。
参加した皆さんは達成感を感じられるでしょうし、次また何かやりたい❗もしくは何かやろう❗ってなってくれたら良いなと😄
それを観た方が次は私も出たい!とか、こういう自発的な人の活気を起こしたいのです!
実はこのチャレンジをするに当たり
色々と人を口説き落とした話をしましょう。
【ダイスメンバー(市民)】
2008年発足、2009年に初めてダイスを演じていたメンバーであり、彼らの人柄やイメージを利用してキャラクター性格を設定したし、彼らの写真をモデルにマンガも作ってもらってるので、正に御本人。
僕は演じるだけじゃなく、彼らを実在のキャラクターとして映画の中に登場させたかったので、まずは彼らがやってくれるかどうか?
ここが最初の難関でした。
「映画で演技をしてほしい」と言うと
「俺達には出来ないんじゃないか?プロを使いなよ」と言われました。
「それは何もせずに撮影に挑んだら出来ないのは当然です。なので映画のために演技の練習を月に数回集まってやっていただきたい」
と説得しました。
その内メンバーから
「今までも出来ないと思ってた事を、実現してきたから、君が出来ると言うなら出来るかもしれない」
と言い出してくれたおかげで、皆そんな空気になりました。
この日はテレビ取材が入っていたので、後から言わせると
「テレビ取材入ってるんだもん!断りにくいよー!策士だな〜!」と笑いながら言われました(笑)
【KEYSIの師匠】
映画のためにスペインから呼んだ、フスト・ディエゲス氏。
映画で福島を活気づけたいとSkypeで交渉し
「わかった協力しよう」と言ってくれて、2016年2月に初来日を果たしました。
映画の中身に関しては大まかには伝えてあったものの、詳細はこっちに来た時に話したわけです。
成田空港から白河市に向かう新幹線の中で、質問を受けました。
「アクションシーンを演じるスタントマンの経験値を知りたい」と。
「プロのスタントマンはいません、皆街に住んでる市民です」と説明すると
「Really?」と絵に描いたような反応が(笑)
それから映画というのは、どのくらいの労力が必要で、人を感動させるには云々と凄い力説が飛んできました。ごもっともです!
でも、説明しました。
「この映画は市民が学び成長する映画です。プロだって、沢山の経験を積んでプロなわけで、最初は素人だったはず。我々は自分達で街を何とかしなきゃいけない。そのために我々市民を育ててほしい」と。
すると師匠は、ウンウン頷き、考えたのち
「Exactly!」と言ってくれました。
しっとり静かに
「それはとても大変だが価値のある挑戦だ」
と賛同してくれました。
その後、師匠は『ダークナイト』シリーズで一緒だったクリストファー・ノーラン監督が40分の短編映画からスタートしたこと。
ホラーの名匠スティーブン・キングが売れなくて、ゴミ箱に捨ててあった小説を拾って奥さんが出版社に送った話など聞かせてくれました。
監督にこの話をしたら
「よくそんな事言えたね」って驚いてました(笑)
でも、僕は自分が活躍する映画を撮りたかったわけじゃなくて、人を活かすことがしたかった。だから説得しました。
あんだけ出てて何を言ってんだ!と思うかもしれませんが、僕は脱サラして時間があります。
皆さんは本業があるので、この状況を活かして映画を撮るには、誰にどう時間を配分するかの問題だけだし、キャラクターを現実に取り出すという意味では事実、僕が産みの親なので、何というか自分の事を物語を構成する素材の一つとして考えている感じです😅
本当はダイスの結成秘話撮影したい!!
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でもまとまった時間を彼らに要求するのは酷な事なのです。
でも、先日『さらば大戦士トゥギャザーV』という映画の松本監督の苦労話を聞いて、長い年月をかけて少しづつ撮るのもありかなと。改めて映像を完成させるのに“諦めないこと”を再認識しました!
トゥギャザーVは現在、名古屋シネマスコーレで。
ダルライザーは、名古屋シネマテークで16:10〜観れます!(4月12日まで)
ダイスの皆さんには白河に来れば会えます!No.1田村さん(金勝寺旅館)
No.2宮尾さん(宮尾塗工)
No.3赤城さん(あいづや/ハリカ)
No.4古川さん(古川車体工業)
No.5鈴木さん(桂設計)
No.6鈴木さん(色々準備中のためTwitter:@DICE666666 で)
とにかく、そんな映画を観て
「自分にもできる」って気持ちを立ち上がらせてください!
映画は元々あったものを良く魅せてくれるし、人を活かし続ければ街は活気づくはずです!
長いの読んでくださってありがとうございましたm(_ _)m